知的、発達が感じた貴重マジョレット3197弾「フェラーリF50」

車種説明、F40の後継車種であり、1995年に発売された。開発コンセプトに掲げられたのは「公道を走るF1」。エンツォ・フェラーリの息子、ピエロの「F1のエンジンを積んだロードカーを創る」というシンプルなアイデアをもとに、カーボンコンポジット製のセンターモノコックにF1用エンジンをストレスマウント化(剛結・ボディへ直にボルト止め)し、F1マシンそのままの高剛性な車体構成を公道を走る車として初めて採用した、まさにF1マシンそのものである。しかし、この構造ゆえに振動やノイズが激しく、運転時の快適性という点においては後継車種であるエンツォフェラーリに劣る点があり、
エンジンは1992年のF1マシンF92Aに搭載された自然吸気 3.5L V型12気筒 DOHC 5バルブエンジンの鋳鉄ブロックを流用している。もともとF1用に扱いにくいピーキーな高回転型だったが、排気量を4.7Lに拡大し、F1では7速必要だったギアを6速とできるようにするなど、ロードカー用にやや扱いやすいものにされた。

F1ではセミATが組み合わされていたが、F50ではごく一般的な6速マニュアルである。

前後のサスペンションもF1の影響を受けたプッシュロッド式。タイヤはグッドイヤーの「GSフィオラノ・イーグルF1」が装着された。

車体は屋根部分を取り外しバルケッタ(オープン)とすることができる。ただし、ルーフの取り外し、取り付けには、工場での作業が必要で手軽に交換できるものではない。バルケッタのときには急な雨をしのぐため簡易的なソフトトップが備わる。室内はF40とは違い立派な内装が施されて、エアコンもあり、スパルタンな印象は薄い。これは社長であるルカ・モンテゼーモロの「フェラーリは日常的に使える車にならなければいけない」という方針によるものだが、当初のコンセプトからするとちぐはぐなものになった。

発表時期が近いこともあり、マクラーレン・F1とライバル視されることもあるが、両者の直接比較は試されなかった模様。F50発表の1995年のジュネーブショーではフェラーリ側から「マクラーレンよりは遅い」という発言があった。フェラーリによるとF50は性能を追及した車ではないという。

現在までに349台が生産、販売され、新車価格は日本円で5,000万円。実際に発売されたのはフェラーリの創業50周年より2年ほど早かった。これは当時ヨーロッパで制定された新しい排気ガス規定に合わせることが難しかったため、それまでに予定した台数を全て売り切って、新しい排気ガス規定に間に合わせようとしたといわれている。現在ではその希少性ゆえにプレミアが付いており、本来の価格よりも価格が上昇するケースが見られる。

F50GTの開発がキャンセルされたことから、モータースポーツの場においてF50が活躍する姿を見ることはなかった。詳細はF50GTを参照。しかし、マカオグランプリの前座である「スーパーカーレース」では、ほぼノーマルながらF50がマカオ市街地のグランプリコースを疾走する姿を見ることができた名車です。^^

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