池袋暴走事故から1年 遺族「2人の命を無駄にしない」

東京・豊島区で高齢者が運転する車が暴走し、親子2人が死亡した事故からきょうで1年です。遺族の男性はインターネット上で会見を開き、「2人の死を無駄にしたくない」と1周忌の心境を語りました。

去年の4月19日、豊島区東池袋で高齢者が運転する車が暴走して通行人を次々とはね、松永真菜さんと娘の莉子ちゃん(3歳)がなくなり、10人がけがをしました。

 妻と娘の2人を亡くした松永さんは「事故が起きた午後0時23分になった瞬間、本当に涙が止まらなくなった。1周忌を終えて今一度、思い出したのは、改めてこんな思いは誰にもさせたくないということ。心から愛していた2人だったからこそ、その2人の命を無駄にしたくない」と話しました。
 また全てのドライバーに対し「少し間違えたら(車は)凶器にもなり得ることを念頭において出掛けてほしい。身近な人を愛するように、家族や友人と同じように、車の外に向けても愛のある運転を心掛けてほしい」と訴えました。

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